
香りの源
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コーヒーの生豆で
味を作り出すのに大切な物
それは…
「水分」
豆の中に含まれている水分が
熱が加わることで化学変化をし
焙煎豆を挽いたときに
ふわっと漂う香り
口に入れたときに広がる
バランスの取れた酸味などに
変化します。
コーヒーの生豆に水分が
どのくらい含まれているかというと‥
コーヒーの生豆が農園から
出荷される時には
大体10%前後位まで
乾燥させて出荷されています。
新鮮な生豆は水分が多いので、
香り高くいろいろな味を感じることが
できます。
そして、
時間が経つことで徐々に
水分が蒸発していき
水分量が減ってくると、
香りも感じにくくなります。
「コーヒー豆の水分が多ければ
香り高くていろいろな味が楽しめるのなら
水分量を多くして出荷したら良いんじゃない?」
と思いますよね。
生豆に含まれる水分量が増えると
変質(腐る)可能性が増えてくるんです。
また、
カビが生える原因にもなるので、
農園では、
出荷する際、
変質せず、カビの生えにくい
絶妙なラインまで乾燥させて
出荷されます。
現地の農園に行って
水分量が多い新鮮な豆を
焙煎して飲むと
日本では感じられない
新鮮な味がするコーヒーを
楽しめるかも知れませんね。